視察リポート~愛知県高浜市 地域内分権に関する視察報告

  • 日時:平成19年1月30日(火) 午後1時から3時まで
  • 視察先:高浜市役所・地域政策グループ、高浜市南部まちづくり協議会(高浜市南部ふれあいプラザ)
  • 視察参加者:宮田久司 榊原平 宮下賢二 以上3名
  • 現地面会者:杉浦崇臣氏(高浜市役所地域政策グループ主査) 神谷通夫氏(NPO法人 高浜南部まちづくり協議会事務局長) 福井慎治氏(NPO法人 高浜南部まちづくり協議会事務局)

視察目的

高浜市では、小学校区単位に「まちづくり協議会」を設置して、まちづくりを行うという全国的にも先進的な政策を行っている。しかし、理想と裏腹にことはそれほど簡単ではなさそう。この取り組みと現状の問題点について市役所担当者からお話しを聞き、今後の安城市でのまちづくり活動と一新塾での「市民のためのサービスづくり」プロジェクトに活かしていくことをこの視察の目的とする。

参考: 

具体的には、1)「小学校区単位で設置されるまちづくり協議会について」2)「高浜市まちづくりパートナーズ基金について」、市担当職員からお話を伺う。 2006年1月30日 愛知県高浜市に視察に出かけました。高浜市まちづくりパートナーズ基金と高浜市は、愛知県の西三河地方に属し、人口4万2千人で、愛知県内で最も最も人口の少ない市となっている。(2006年現在)。かわらとトヨタ系企業

Wikipedia

内容:

高浜市役所 高浜市役所地域政策グループ主査の杉浦崇臣さんにお話を伺う。

 

 

1.パートナーズ資金(一般には1%条例)

市民との協働による「まちづくり」を推進するため「高浜市まちづくりパートナーズ基金」を創設。個人市民税の1%相当額(約2000万円程度)を積み立てて Webページで「ハンガリー方式」をデタラメ。納税者の意思は反映しない。 高浜市はトヨタ系企業に勤める住民が多く、まちづくりに関わろうとする住民が少ない 経緯は、市長のトップダウン。森 貞述市長。現在、4年任期の5期目 平成元年、醤油醸造業を営んでいた民間出身の市長が誕生した。 新市長にとっては行政の業務は非効率なものと映った。 そこで市長は「企業経営の理念を行政へ」という方針を打ち出した。 4期まで無投票当選で、5期目は選挙。

2.168人(ひろば)委員会

市内在住・在勤・在学の小学生以上で構成される委員会 http://www.city.takahama.lg.jp/grpbetu/fukushi/sigoto/fukusikeikaku/168/... 碧海5市(刈谷市、安城市、高浜市、知立市、碧南市)合併協議会設置   碧南市が反対し頓挫。 高浜市の自立に向けて 15年2月に構造改革推進プロジェクトを探る(市長のトップダウン)(30代、40代)

3.子ども市民憲章

http://www.city.takahama.lg.jp/cyber/03_6_1/c05.htm

4.まちづくり協議会

住民から「町内会があるのになぜ?」「また行政のおしつけ?」との反発。 町内会は役職1年任期で順番に回ってくる。やりたいことができない。 高浜市南部ふれあいプラザ 公民館との違い

5.アウトソーシング

技能労務職(運転手や給食センター職員)を無くす、 高浜市総合サービス株式会社を設立 従業員は子育てで一段落ついた主婦など、 市役所の窓口担当も。 平成6年、当時先駆的だった東京都世田谷サービス公社を真似る。

 (以上)